【重要】看護におけるフットケアの役割とは

フットケアとは、欧米の看護現場で一般的に行われている患者さんの足のケアです。

足のケア全体を指しています。足の爪、指、かかと、くるぶし、足の裏にいたるまで主に足首からつま先までのケアを指します。足の治療だけではなく、足に見られる症状で病気の様子がわかるため看護師にとっては早期発見につながるだけでなく病気進行の予防として対処できる施術です。

欧米では、靴を履く文化が昔からあったため足に特化した医療ケアが充実しています。しかし日本では、まだまだ治療や資格についてもまだまだこれからの分野といえるでしょう。

フットケアの種類は大きくわけて2種類の目的があります。
1つ目はアセスメントです。アセスメントとは診断のことを言います。免疫機能が著しく低下してしまう場合、足の細菌感染や、血流が悪くなるなど足に纏わる疾患が発症します。そのため、持病が悪化しているというサインの一つになるわけです。二次疾患が起こりやすい糖尿病患者などは特に注意が必要です。

もう1つは足そのもののケアと洗浄です。場所柄、とくに人に足を見せたり手や顔よりも洗浄回数が少なくなってしまうため足を洗浄するのを嫌がる患者さんもいます。爪キリや足浴は歩けなくなった患者さんほど重要で、巻き爪による傷や角質化した皮膚のケアなどは放っておくと感染症の原因になります。皮膚が角質化してしまうとひび割れて傷から感染するからです。寝たきりの患者さんは特に足の血流や筋肉が弱くなってしまっているため、マッサージを施し清潔に保つようにしなくてはなりません。